この記事のポイント(要約)
・会社は1年(短期)で辞めても全く問題ない理由を実体験から解説
・年収1,200万円(NRI)から年収300万円(ベンチャー)に下がっても幸福度が激増した理由
・心身を壊す前に環境を変える重要性と、後悔しないマインドセット
「せっかく入った会社だから、最低でも3年は働かなきゃ……」
このような「入社3年説(石の上にも3年からきている言葉?)」や世間体に縛られて、毎日の仕事で心や身体をすり減らしていませんか?
結論から言うと、会社は1年などの短期間で辞めても全く問題ありません。
この記事では、年収1,200万円だった野村総合研究所(NRI)をわずか1年4ヶ月で辞め、年収が4分の1になりながらも「最高の幸福感」を手に入れた筆者の体験談をお伝えします。「今の職場がつらい」「転職したいけれど踏み出せない」と悩んでいる方の背中を押すきっかけになれば幸いです。
【体験談】年収1,200万のNRIを1年4ヶ月で辞めた理由と「上司ガチャハズレ」の現実
筆者は転職活動を経て、大手シンクタンクである野村総合研究所(NRI)に入社しました。年収は1,200万円に達し、周囲からも「すごいね」「大成功じゃん」と羨ましがられる一見すると順風満帆なキャリアでした。
しかし、実際に待っていたのは過酷な環境と、最悪の「上司ガチャハズレ」という現実でした。
「これだけの高年収を貰っているのだから耐えなければ」と自分に言い聞かせ、理不尽なストレスに耐え続ける毎日。しかし、限界は突然やってきました。
心身が壊れる直前に出た危険なシグナル
- 毎朝、会社に向かう途中で襲ってくる激しい胃痛
- 通勤電車のホームで、理由もなく溢れてくる涙
どれほど条件が良い大企業であっても、健康やメンタルを壊してしまっては意味がありません。自身の限界を悟った筆者は、わずか1年4ヶ月で早期退職する決断をしました。
なぜ「会社は1年で辞めても大丈夫」と言えるのか?
「1年で辞めると転職で不利になるのでは?」と不安になる方は多いでしょう。しかし、現代の転職市場において、短期離職は必ずしも致命傷にはなりません。
現代は第二新卒・若手層の需要が非常に高い
確かに、1年間という短い期間での転職(離職)は不利な事実は変わりないと思います。
ただし、人手不足が加速する中で、ポテンシャルや行動力を評価する企業は増えているのは事実です。実際、筆者も退職後に転職活動を開始した際、前職の実績や意欲を評価いただき、複数の大手・有名企業から内定を獲得できました。
確かに面接では1年で転職を検討している理由は当然聞かれることはありますが、しっかりと説明できるように準備しておけば対応はできますし、むしろ納得してもらえることもありました。
壊れたメンタルを取り戻すコストの方が大きい
無理をして3年働き続けた結果、適応障害やうつ病を発症してしまうと、復職や再就職までに何年もかかってしまうリスクがあります。「3年耐える価値」と「自分の健康」を天秤にかけたとき、守るべきは間違いなく後者です。
退職後の決断:内定辞退から年収300万円のベンチャー企業へ
NRIに入社後、1年で辞める決意をしてから転職活動を開始し、複数社から内定をいただいた筆者ですが、最終的に選んだ道は「提示されたすべての内定を断り、元同期が立ち上げたばかりのベンチャー企業に参画する」ことでした。
大企業の看板や安定した高収入を捨てることに不安がなかったと言えば嘘になります。
しかし、「誰かの理不尽な指示に従うのではなく、信頼できる仲間と主体的にチャレンジしたい」という思いが勝ったのが選択した大きな理由です。
人生は一回きりですし、正直会社員という道はいつでも戻ることはできますが、起業にも近しい創業したてのベンチャーにチャレンジすることはこのタイミングでしかできないだろうなと思い、決意をしました。
年収は4分の1(1,200万→300万)へ。それでも幸福度が激増した理由
ベンチャー企業へ参画したことで、年収は当時の4分の1(約300万円)に激減しました。
年収という「数字」だけを見れば、キャリアチェンジとしては大失敗に見えるかもしれません。しかし、日々の生活の満足度や幸福感は180度変わりました。
NRI時代とベンチャー時代の比較
・人間関係: 【NRI】上司ガチャ失敗・負のストレス大 → 【ベンチャー】信頼できる仲間・ストレスフリー
・心身の状態: 【NRI】毎朝の胃痛・原因不明の涙 → 【ベンチャー】健康でエネルギーに満ちている
・幸福感: 【NRI】高収入でも精神的に限界 → 【ベンチャー】仲間とチャレンジできている幸福感
仕事である以上、大変なことやプレッシャーは当然あります。しかし、「理不尽なストレス」から解放されたことで、年収が1/4になっても幸福感は何倍にも増したのです。
「お金はいつでも稼ぎ直せる」というマインドの変化
この一連の決断を経て、筆者の価値観は大きく変わりました。
「高い給料を得るために、心身を削って嫌な仕事や人間に耐え続ける」必要はどこにもありません。
人生で最も優先すべきは、健康な心と身体を保つことです。心が健康で前を向いてさえいれば、お金やキャリアは後からいくらでも稼ぎ直すことができます。
なかなか踏み出せない人へのワンポイントアドバイス
とわいえ、なかなか踏み出せない人も多いと思います。ましてやただでさえストレスがかかっている状況の場合は考えることさえしんどいですよね。
そんか方にはすぐに会社を離れるという選択ではなく、別の部署の異動や、心を病んでしまった方は休職という選択肢を取ることをお勧めします。
筆者はキッパリと会社を離れる選択をしましたが、退職希望の旨を伝えた際にもし今の環境や業務が合わない場合は別の部署に移動する選択肢もあるという形で辞めるのではなく、異動を促されました。
退職の引き留めをされることは、転職をしたことのある方であれば経験をされたかと思いますが、通常の会社であれば当然の行為で当たり前にまずは引き留めを喰らいます。
本記事の主旨ではないため、詳細は別の記事でまとめようかとは思いますが、筆者も辞めるまでに何回か上司やそのさらに上の上司に面談をしました。ただ、NRIに限った話ではありませんが、SIerやコンサルといったわりかし激務な職種の場合、休職者も多く、私の部署にも休職を経て復職したものの、私の上司に詰められたせいで再度体調不良で頻繁に休むおじさん社員がいました。
このおじさん社員は結果的にホワイトな部署に異動し、ヌクヌク(生き生きとの間違いですねw)と仕事をこなし元気そうでした。
それでいて年収は1500万ほどもらっていたはずですので、そう考えると年収には満足している場合は、異動という選択肢も大いにアリだと筆者は考えています。
まとめ:仕事がつらくて「会社を辞めたい」と悩むあなたへ
「1年で会社を辞めたら世間体が悪いのではないか」「次の転職先が見つからないかもしれない」と悩む気持ちは痛いほど分かります。
しかし、あなたの人生を守れるのは会社でも上司でもなく、あなた自身だけです。
この記事のまとめ
- 会社は1年(短期)で辞めても問題ない(第二新卒市場などの需要はある)
- 年収の高さよりも「人間関係」や「心身の健康」の方が幸福度に直結する
- 健康なメンタルさえあれば、収入は後からいくらでもリカバリーできる
今まさに毎日の仕事がつらくて身体に異常が出ているなら、それは体が発している限界のサインです。環境を変えるための選択肢(転職サイトへの登録やカウンセリングなど)を、まずは一つだけ試してみてください。

